「大したスキルもない・・・」と考えている人に読んでほしい、副業のヒント #dualwork

「自分なんて大したスキルも持っていない…」
「コンテンツ型の複業をするにも、書くべきネタがわからない…」

そんな思いから、なかなか複業が始められないこともありますよね。

でも実は、そんな悩みを抱える方でも身近なものから複業するためのヒントを得ることができます。その代表格が、日々の本業として取り組んでいる仕事です。

本記事では、日々の仕事からどのように複業としてコンテンツを生み出していくのかをご紹介します。

基本的な考え方の部分は仕事だけに限らず、家事や育児に専念されているご家庭の主婦であっても同じ用に役立てられるものです。ぜひ皆さんのコンテンツ型の複業(※)の役立てていただけますと幸いです。

(※)コンテンツ型の複業については、DUAL WORKの過去記事 知らなきゃまずい!人生を豊かにする「3種類の複業戦略」とは? をご参照ください。

商売の基本は「売り物」と「売り先」があること


まずは、改めて商売の基本を考えてみましょう。

商売に必要な条件は1つです。それは、自身が売りたい『商品』に対して、ほしいと感じる『顧客』がいることです。この本質を念頭に置けば、自分の売りたい商品や売り物になるスキルを、どこに営業をすれば顧客が見つかるのかマッチングがしやすくなります。

これはつまり、日々の本業で蓄積された知見もまた、その情報をほしいと感じる顧客さえいれば「商売」として成り立つのです。これがコンテンツ型の複業で「最初の売り物」を作るときの基本的な考え方です。

例えば、本業でWEBマーケティングを担当している方であれば、その知見を文章でまとめてnoteで有料販売してみる。これは、現在とてもニーズが高く、簡単に収益化できます。他にも、本業で得られたWEBマーケティングの知見を端的にまとめてTwitterで発信し続けることでファンを獲得し、興味を持った顧客に対してスキルシェアサービスを活用して知見を提供することも可能です。

こうしたコンテンツ型とフリーランス型を組み合わせた、いわばハイブリッドな複業も現在では簡単に行えるようになっています。

(念の為に補足しておきますが、こうした「本業を通して獲得した知見」を複業の商品やサービスとして提供する際は、守らなければならない2つのルールがあります。

1つは「守秘義務」です。つまり、本業で知り得た内部の秘密情報および顧客に関する情報は一切を出さないことです。そしてもう1つが「競業避止義務」です。つまり、同業他社など競合への知見提供は避けることです。

逆に言えば、そうしたモラルを持って正しく情報をハンドリングできるのであれば、複業として本業で獲得したスキルや知見を利用して対価を得ることは難しくありません。)

また、本記事の冒頭のように職業的な専門性を伴う知見に自信がないと感じている方でも、角度を変えることで複業のコンテンツを作ることができます。

例えば、営業として接待で飲食店を利用する機会が多い方であれば、エリアごとに良かったお店をリストアップして価格別や用途別のジャンルにまとめて発信することで、コンテンツとして収益を得ることも可能です。

つまり、インターネットが極度に発達した現代において、全ての情報は「商品になり得る」と考えて接することが重要です。普段、自分が目にしていて当たり前だと思っている知識や経験も蓄積・編集・整理することで、十分に価値をつくりサービスとして提供できるのです。

3年前にぶつかった課題が、「商品」に変わる

日々の仕事で培った知見やスキルを複業に応用するためには、本業で正しく努力し、成果を挙げることが正攻法です。

これまでの章で述べてきたように、全ての情報は編集することで価値をもたせて「コンテンツ型」の複業として販売することができます。特に、本業で得られた自らの経験や知見は応用も効いて高い値付けをすることができるでしょう。その際に、ぜひ持って頂きたいのが「コンテンツ型の複業を作る前提で全てのものに接する」という姿勢です。

自分が経験するもの全てをアウトプットとして販売する前提で毎日を過ごしてください。そうすると、日々の仕事や育児などをより深く観察し、掘り下げて理解したり、担当外の流れにも目が向くようになります。

コンテンツ型として販売しようとすると、中途半端で表面的な理解だけでは説明できないことに数多くぶつかります。その現実に向き合うと、目の前のすべてが「学び」に変わるでしょう。

DUAL WORKとして強く言いたいことは、この姿勢で貪欲に学び初めて「全てが自分ごとに変わった」と言えるのです。

そうした意識を踏まえた上で、ぜひ「自分が3年前に悩んでいたことや課題に感じていたこと」を思い出してみてください。

仕事を例にすると、3年前の新卒時に参加した会議でファシリテーションが上手くできず、進行がグダグダになってしまった経験があったとします。その時の反省から、自分が克服するために先輩にもらったヒントや、上手くファシリテーションするための自分なりの学習法、オススメの書籍などの情報をまとめてみると意外な反応が得られるものです。

それは多くの場合、あなたが経験した失敗や苦労は他のだれかも経験する失敗や苦労だからです。それらの悩みこ解決策を提示してあげることがコンテンツ型の基本姿勢となります。

3年前に抱えていた悩みや困りごとに対する、現在のあなたなりの解決策こそが、誰かの役に立つコンテンツです。まずは毎日の解像度を高く、一生懸命に取り組み、経験を貯めましょう。この意識で生活に臨むことで、新たな課題に出会ったときも「これは新しいネタが増えた」とポジティブに思えるようになるのです。

このように自分ごととして本業に取り組むからこそ、複業のコンテンツが充実する。これが本業と複業の双方に得られるプラスのフィードバックです。

売り先は既存サービスを活用して省エネを


日々の仕事の中から複業のヒントを見つけコンテンツを作成できたとしたら、残るは「売り先探し」です。

コンテンツの販売は、自分でサイトを構築して独自に販売するか、AmazonのKindleを活用したり、noteやbrainといったサイトを利用します。

これまで多くの複業を観察してきたDUAL WORKとしては、既存のサービスや仕組みを利用するのが圧倒的に簡単です。それぞれの特徴や使い方のコツはありますが、だれもが手軽に安心して利用できるサービスと言うと数えられる程度です。

既存のサービスを活用する利点は2つです。

・サイト自体に属性の近いファンが多くついていること
・サイト内で決済をすることに抵抗が薄い人が多いこと

です。特にnoteやbrainには数多くのノウハウや知見がすでに商品として販売されていますので、それらを一度確認をしてみると良いと思います。どちらがオススメということはありませんが、ご自身のキャラクターやサイトのテイストの相性で決めると良いのではないでしょうか?

その他、SNSを組み合わせた顧客獲得の仕方や営業の方法については、以下の記事にまとめています。コンテンツ型ではなく、フリーランス型の複業の営業について書かれていますが、参考になる部分も多いので、ぜひ参照いただけますと幸いです。

複業の成功は、日々の仕事に取り組む姿勢にある


いずれにせよ、「複業したいけど、自分には大したスキルもない…」と考えているのであれば、まずは日々の仕事を解像度高く観察しながら、一生懸命取り組んでみることをおすすめします。その上で、既存のプラットフォームを活用し、省エネで集客してコンテンツ型の複業をはじめてみてはいかがでしょうか。

今回の記事が皆さんのDUAL WORKのお役に立てれば幸いです。

 

企画・執筆:大畑 朋子
編集:新井 勇作
デザイン:中山 亜希

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