マインドブロックの解除法。やりたいことを全部叶えるには? #dualwork

「副業なんてかっこ悪い」

そう考えたことはありませんか?
他にも、副業をすでにやっている人でも

「会社に申し訳ない」
「副業の報酬は本業以下に抑えよう」
「副業だから高く請求できない」
「お金の話なんていやらしい」

そう考えて、副業に何かしらのブレーキをかけたことがある人はいませんか?

結論から先にお話しすると、そういう人はとても損しています。

何を隠そう、昔の自分がそうでした。

副業から発生する「申し訳ない気持ち」の正体と向き合わないと、いつまでも気持ちよく働くことができませんし、成功することもできません。

今回は副業・複業におけるマインドブロックの解除法を解説します。これを読んで一人でも多くの人が知らずに設定した自分の上限『マインドブロック』を解除できれば幸いです。

そもそもマインドブロックとは?

マインドブロックとは「知らないうちに自分で自分に課した天井」のことです。

例えば、

学生であれば「志望校の〇〇大学には受かりっこない」
社会人であれば「年収1億円には届かない」

など、自分で自分の限界を定めた状態のことです。

こうした自分の限界を定めてしまうことは良くある話です。しかし、複業として自分のビジネスを持ちたい、または小さくても自分のビジネスを始めたDUAL WORK読者であればその思考の限界は外していくべきです。

今回の記事では副業実践者がつまづきがちな「目標」と「お金」に対するマインドブロックを自ら解除し、自由な未来を手に入れるための方法を整理していきます。

「目標」に対するマインドブロックの解除法

Step1:原因を言語化する

「副業月収10万円は無理だ!」と自分で自分に言い聞かせていませんか?

金額の大小はあっても良いのですが、副業月収100万円でも、本業月収100万円でも同じです。

そんなあなたにシンプルに質問させてください。

「なぜ、無理だと思うのですか?」

自分が無理だと思う理由について、一度きちんと時間をとって考えることが最初のステップです。そして、無理だと思う理由を書き出し、言語化し、客観的に向き合うことが大切です。


A4でもA3でも構いません。1枚白紙を用意して中心に「〇〇が達成できない理由」と書いて放射線状に浮かんだアイデアをメモしていきましょう。なぜなぜ分析の要領で、浮かんだ言葉に理由を探していくのです。

ポイントは一番最初に心に浮かんだフレーズをメモし続けることです。最初に出てくる言葉やフレーズがあなたの一番重要なマインドブロックになっている可能性が高いと考えて取り組んでください。

5-10分ほど集中してやってみると、それ以上先に深堀りできない理由にたどり着くと思います。そこまで来たら、自分がそう考えるエピソードをメモして終了です。エピソードがない場合は「エピソードなし」と書いてメモを終えてください。これまで漠然と考えてきたできない理由を、紙に書いてみることで心は客観的に理由を認識できるはずです。

Step2:個々の理由をチェックリストで潰しこむ

さて、ここまでで自分が「無理だ!」と思う理由を書いていただいた皆様、お疲れ様でした。自分のエピソードまで踏み込むと、辛い経験を思い出したことがある人もいるかもしれません。

でも、大丈夫です。

ここから先は過去を見つめた上で未来を考える時間だからです。

ぜひ自分が「無理だ」と考えたこまごまとした理由や原因、そしてエピソードについて、下記の観点でチェックをしてみてください。おそらくほとんどのものが消えてしまうはずです。

これは多くの人が気づくことですが、細かく分類した原因のそれぞれには、必ずと言っていいほど何かしらの対処法があります。そして、いくつかの重要な要素が消し込みされると、全ての不安はひっくり返るのです。

もし、まだ消えない項目が残っていたとしても大丈夫です。最後の2つの質問を確認してください。これでもまだ消えない項目はありますか?

みなさんが中央に書いた「〇〇が達成できない理由」は

・「〇〇が達成できている時」にも同じように悩むものですか?
・全人類で誰一人として達成したことがないものですか?

気づいていただければ、それで良いのですが、みなさんが自分に設定していた限界や天井は、あくまでも「今の自分が達成できない前提で作られているだけ」の物です。

それら一つ一つを言語化して、第三者の目線でチェックすると、確実に消し込むことができます。そして、紙に書き出してみるとわかりますが、書いていることの9割は起らない空想でできています。「無理だ!」と決めつけていたのは自分だったと分かればStep2は終了です。

Step3:成功者の言葉を聞く・読む・見る

ここまで来れば、ほとんどマインドブロックは解除できたようなものです。最後の仕上げにかかりましょう。

Step3は自分の常識をアップデートすることです。これまで「無理だ!」「お前にはできない!」という声なき声と戦ってきましたね。ここから先は実際にできている人だけの声を聞くことをお勧めします。

自分ができない原因は全て書き出しました。その上で、それらが条件を変えれば解決できない物はないということも確認しました。あとはその「解決できないものはない」という意識を自分の中に刷り込むのです。

そのためには成功者の声を聞き、読み、見ることが重要です。なるべく五感の多くを刺激しながら体に染み込ませて行きましょう。

多くの場合、成功者は挑戦者に対して寛大です。そして、サポートを提供してくれることも多々あります。そして、多くの成功者が自分の成功体験を書籍やYouTubeで出しています。これを繰り返し読み・見ることをお勧めします。

世の中には足を引っ張ったり、挑戦を阻害する外野が数多く存在します。しかし、それらの人の声は無視することです。彼・彼女らはお節介であなたを思って言っているのではなく、マインドブロックの奴隷として、壁の向こう側の発想がないから否定しているのです。

そんな人たちの声に惑わされる必要はありません。飛べない鳥に空の広さは分からないのですから。

「お金」に対するマインドブロックの解除法

ここまでに紹介してきた3ステップは言わば「仕事」に対するマインドブロックを解除する正攻法です。しかし、それだけでは解除できないのが「お金」に対するマインドブロックです。これは別の切り口で、自分を納得させる必要があるので追加で解説しておきます。

みんな大好き、お金の正体とは?

まずはお金の正体について理解する必要があります。

お金とはなんでしょうか?硬貨でしょうか?紙幣でしょうか?それとも日本円でしょうか?米ドルでしょうか?それとも、最近流行のBTC(ビットコイン)でしょうか?

考えたり、バリエーションを増やしたりすると大変ですよね。でも、簡単です。お金は下記のように考えてください。

それ以上でも以下でもありません。

古今東西すべてのお金がこの「価値を測定するための尺度」として機能してきました。そして、それはこれから先の時代も変わることなく機能し続けます。

まずは、お金が価値を測定する尺度であり、ただの数字であることを認識してください。過度に持ち上げたり、尊いものとして崇める必要も、汚いものだと蔑む必要もありません。お金はお金です。

価値と価格はねじれる

続いて重要な前提は「価値と価格はねじれる」ということです。少し具体例をあげて解説しましょう。

今、あなたの目の前に飲みかけのペットボトルがあったとして、あなたはそれにお金を払って(もしくはお金をもらってでも)ほしいと思うことはありますか?

多くの場合、この記事を読んでいるみなさんのシチュエーションであれば、お金を払って、誰が飲んだかも分からない飲みかけの水を手に入れたい人はいないと言えるでしょう。

しかし、全く同じである飲みかけの水が砂漠で遭難しかけたあなたの前にあったらどうでしょうか?

このケースであれば飲みかけでも構わないから手に入れたいと思うかもしれませんし、お金を我先にと支払う準備があるかもしれません。

この例から考えるべきことは「商品と価値は一定であっても、価格は人と状況によって異なる」ということです。

つまり、お金について考える時に、その価格を払う人にはつねに合理的な理由があると理解しましょう。

価格の決まる方程式

では、その価格はどのように決まるのか?

以前にもDUAL WORKでは価格の設定方法について、記事を書いています。

記事の中では、フリーランス型の複業をする場合の販売価格の方程式を下記のように定義しています。

この記事を出した時にも、

「価格が不当に高い」
「そんなに高くしたらお客がこない」

と批判をいただきました。

しかし、上記の2つの前提「お金とは価値を測定する尺度」であり「商品は一定でも価格は人によって異なる」から言えることは、その金額でも満足する顧客だけが購入するということです。

販売者である自分と購入者である顧客の中で、売買契約が交わされている以上、その金額で問題なく商売が成り立っています。

利益はあなたが追加した価値でできている

では、その価格とはどのように決めるべきなのでしょうか?

サービス提供者であるみなさんは自分で価格を決める権利を持っています。その時に、利益を小さくするのではなく、自分が納得する価格を設定しましょう。それが副業でも複業でも、スモールビジネスを成功させるコツです。

価格は価値で決まります。
そして、利益は「あなたが追加した価値」でできています。

価格について、お客様が納得すればそれでいいのです。競合と比較して販売価格を設定する必要もなければ、自分が面倒を背負い込むことで利益をだす必要もないのです。

自分が世の中の役に立っている自負がある以上、利益はお客様、ひいては社会から必要とされる対価として成立しています。お金に執着することが美徳とされない日本だからこそ、利益は自分が追加した価値の対価として考えるマインドに切り替えて行きましょう。

副業の目標はシンプルに「稼ぐ」でもOK

 

副業すると避けて通れない「目標」と「お金」のマインドブロックについて、具体的な手順で解除する方法を解説しました。もし、ここまで読んでもマインドブロックが解除できない方は、何度もこの記事を読み返して下さい。

中には副業をする目的を自己実現にしたり、やりがいなどのキレイごとでごまかす人も多いと思います。しかし、シンプルに副業の目的を「稼ぐ」にしても何も問題はありません。

それは、あなたが追加した誰かへの価値が利益となり、その対価としての報酬になっているからです。

そして、仕事を通して達成したい目標も、できないと設定していたのは自分だったということに気がつけば大丈夫です。ぜひ自分自身で設定していた限界や天井に対して、マインドをアップデートしてください。

みなさんが納得する新しい働き方ができるように、今回の記事がお役に立てれば幸いです。

 

企画・執筆:新井勇作
編集:大畑朋子
デザイン: 中山亜希

 

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