英語が活かせる副業とは?講師・翻訳・リサーチャーなど8つの仕事を紹介 #dualwork

「いつか英語で仕事ができたら….」
「TOEICはハイスコア。でも、仕事では英語を使う機会はない」

英語は好きだし、これまで頑張ってきたけれど、実際には使う時間も機会もなくてスキルの持ち腐れになっていませんか?

「得意な英語を仕事に活かしたい」
「これまでたくさん勉強してきた英語でお金を稼ぎたい」

そんな人におすすめしたいのが、英語を活かした副業です。本業では英語を使う機会がなくても、副業で英語を使ってきたという経験は転職活動でも大いに市場価値を高めてくれます。

今回は、本業を持ちながらも働ける8つの英語の副業をご紹介します。職種によっては現段階で多くの求人情報が溢れています。せっかく身につけた英語も使っていないと錆びていくもの。副業で勘を取り戻しつつ、ついでに追加の報酬を得られるように動きましょう。今回の記事では、どんな人に向いている仕事なのか?そして、報酬やその仕事の探し方などをまとめてみたので、英語を使ってお金を稼いでみたい人はぜひ読んでみてくださいね。

英会話を教える先生になる

英語を活用した副業といえば、「英語を教える先生」を真っ先に思い浮かべる方が多いと思います。これまでは塾や英会話学校で教えるのが定番でしたが、直近ではオンラインで教えることも増えています。また、フリーランスの英会話講師として活躍する人も出てきました。

「英語を教える」と言っても、どの分野の英語が得意かによって先生の仕事は変わります。例えば、文法などを教えることが得意であれば塾や家庭教師などが適任です。逆に、スピーキングや発音が得意であれば英会話学校やオンライン英会話の先生が向いています。勤務する職場によって、雇用形態・勤務時間も様々なので自分に合った働き方を探すことができるでしょう。

気になる相場は大手オンライン英会話講師の場合で時給1,000円程度です。さらに高いレベル(TOEIC900点以上・英検1級レベル・TOEFL100点レベルなど)を求められる場合は、時給2,000円~3,000円程度です。

複数の求人を確認し、自分の働き方と英語力、それに相応する時給かどうかを確認した上で応募してみてください。Googleで「英語講師 求人」と検索すると、地域に合わせた求人情報が多数出てきます。英語講師はもっとも見つけやすく、応募しやすい職種の仕事です。

英語のコーチ/英語の学習コンサルタントになる

英語の得意な人ほど、色々な学習法を試して身につけるものです。そして、身につけたオリジナルの学習法は、現在英語を勉強している誰かの参考になります。実は英語そのものを教える以外にも、勉強の仕方を教えたり、学習計画を立ててサポートを行ったりする英語コーチや英語学習コンサルタント(カウンセラー)といった仕事も存在します。実際に英語を教える訳ではないので、語学力以上にコミュニケーション力や傾聴力などが必要とされます。

英語コーチングスクールはビジネスパーソンがターゲットとなっているため、時給単価は英会話講師より高い傾向にあります。そうしたビジネスパーソンが通える時間帯である週末や平日の夜を中心に連絡やミーティングが多いことも特徴です。一人の生徒を数ヶ月に渡って学習が上手くいくようにサポートするため、週次でミーティングを行っていくのが一般的なルーチンです。働き方は多少固定されるものの、社会人向けに社会人がサービスを提供するので、副業とも相性がいいことがポイントです。

専門の英語の学習コーチをサービスとして提供している会社もありますが、個人で請け負うこともできる仕事です。正社員として提供している以外にも業務委託などで複業人材を募集している会社も増えてきています。これから需要が高まるサービスですので、ぜひ求人情報を探してみてください。

有名な英語コーチング系ビジネス:

プログリット(PROGRIT)
ライザップイングリッシュ(RIZAP ENGLISH)
トライズ(TRAIZ)
ストレイル(STRAIL)  など多数

翻訳の仕事をする

英語を話したり、誰かに教えたりするのは苦手だけれど、黙々と英語を日本語に書き換える作業が好きな人におすすめなのが、翻訳のお仕事です。翻訳の仕事は調べながら作業できるので英語力がそれほど高くなくても問題ありません。長文を英語で読むのが得意な人、調べながら作業を行うのが好きな人に特におすすめです。

副業で翻訳を始めるのであれば、クラウドワークス などの人材紹介プラットフォームに登録することで、最も早く仕事を見つけることができます。また、知人からの紹介などで案件を請け負うのも良いでしょう。

クラウドワークスにはこうした翻訳の案件が常時5,000件程度登録されています

 

翻訳の仕事は時給ではなく、文字単価あるいは案件ごとに報酬が決まることが多いです。また、内容やジャンルによって報酬も難易度も変わるのが特徴です。もし得意な業界や分野があれば、それに特化して実績を積むことで自分の単価をUPさせることもできます

最近は自動翻訳ツールなども充実していますので、それらと組み合わせて自分なりの翻訳を作る難易度は下がっています。翻訳の仕事は場所を問わず働ける場合が多いので、ぜひチャレンジしてみてください。

通訳の仕事をする

翻訳の仕事同様、専門性があれば優位に働くのが通訳です。通訳の仕事は瞬時に訳せるかが大事なため、高い英語力が必要になります。ただ、事前に通訳を担当する人やジャンルに関する英単語などを調べて準備しておくことは可能なので、興味のある方は挑戦してみることをおすすめします。

イベントの通訳の仕事はクラウドワークスよりも KIKKO など通訳や翻訳に特化した人材派遣サービスに登録して探す方がスムーズです。翻訳同様、通訳の仕事は知人からの紹介経由で依頼されるケースもあるため、日頃から通訳の仕事を探していることを発信しておくのもいいかもしれません。

通訳の仕事は時給で換算されることがほとんどです。最近はオンラインイベントで行われる通訳の仕事なども増えてきています。オンラインであれば事前準備はもちろん、イベント中にも2画面を利用して調べながら対応できるので、初めての通訳の仕事にはおすすめです。通訳は最も生きた英語を必要とされるので、転職活動の際にも職務経歴書に「副業で通訳を年間〇〇件担当」と書けることは、人材の評価としてポジティブに働きます。英語が得意でそれを起点に転職したい人も積極的に挑戦すると良い副業と言えるでしょう。

英語のリサーチャーになる

日本語でアクセスできる情報には限界があり、ニッチな情報や最新情報を手に入れるには英語の媒体へのアクセスが必須です。そんな時に重宝されるのが英語でリサーチできる人材、調査員(リサーチャー)です。製品や競合他社などといったマーケット調査を業務委託や派遣社員として募集している会社も意外と多く存在します。

翻訳の仕事に似て、調べながら行うことができるので英語力が突出していなくても支障はありません。ただし、英語で得た情報を資料として日本語にまとめることまで仕事に含まれる場合が多いので、情報の整理や資料作成が得意な方におすすめです。

時給換算の場合もあれば、業務量で報酬が支払われる場合もありますが、会社によって異なるものの時給2000円以上が相場となっています。大手企業は人材会社経由で、またベンチャー企業では知人の紹介やTwitterやYouTrustなどのカジュアルなプラットフォームで募集していることが多いので探してみてください。

参考となるサービス:

ユートラスト(YOUTRUST)

英語で自分自身の得意分野を発信する

英語力が高くなくても、ご自身の得意分野と掛け合わせて副業することもできます。特に独自性や発信力がある方は英語と組み合わせてインフルエンサーやクリエイターを目指すのも、英語を使った新しい働き方です。

効果的な英語学習コンテンツを実際に試して発信したり、日本独特の文化やゲームなどを英語に変換して海外の方向けに発信したり、逆に海外限定情報など英語でしか発信されていない最新ニュースを日本語に変換して発信したりすることがメインの仕事となります。

マーケット感覚をもってフォロワーを多数獲得できれば、本の出版オファーがきたり、オンラインサロンを開講して収益につなげられます。例えば、デザイナー/イラストレーターの 新井リオ さんも、独学で英語を習得した方法などをブログで紹介し続けた結果、書籍「英語日記BOY」を発売されました。

労働集約型(フリーランス型)の仕事になりやすい英語を活かした働き方でも、SNSを組み合わせた英語の情報発信は積み上げ型(ストック型)の副業となりますまた、自由度高く働くことができ、自分の「好き」を仕事にすることができるのも魅力です。一方で、軌道に乗るまでは一切収入にならないので、事前に自分の好きと得意を棚卸しして、ターゲットのペルソナをしっかりと考えた上で取り組むことをおすすめします。いずれにせよ、ご自身にとって「英語が好きで、もっと極めて行きたい!」と考える方は、副業として英語を発信していきましょう。1年後のあなたの人生が変わっているかもしれません。

英会話教室の補助を行う

英語は好きだけれど、自信はあまりないという方におすすめなのが、英会話学校あるいはインターナショナルスクールの受付事務や教室運営補助のお仕事です。この仕事の時給は1000円強程度が相場になります。

小さい子どもが多い学校では特に教室運営補助の求人が多く出ています。大抵は先生が外国人講師のためそのサポートとして一緒に授業に入ったり、授業がない時間帯は受付業務や事務作業を行ったりします。英語でコミュニケーションが取れれば問題ないため、英語の資格がなくても、留学経験があったり、コミュニケーションが得意だったりすれば採用される可能性が高いです。

多くの英会話学校やインターナショナルスクールでは受付担当であっても生徒さんに英語で積極的に挨拶や声かけをする必要があります。そのため、最低限の英語力と話そうとする意欲があることが募集要項に記載されています。また、このような学校では外国人講師も多いため、英語で交流できることが必要になることも。事務作業が中心になりますが、英語を話す環境に身を置くことができるので、今後語学力をあげて本業に活用していきたい方などにおすすめです。

※英語教室のサポート事務員などの募集は、副業では確認できておりません。フルタイムでの仕事を前提としていますが、今後の英語を活かした副業のために、最初の一歩として英語を日常に感じるために、参加することは意味があるので挑戦していきましょう。

英語ができる人材を紹介する

最後に紹介する副業は「英語ができる人材を紹介する」仕事です。周りに英語ができる知り合いと、英語ができる人材を探している知り合いがいれば、自身の人脈を活かして仕事の仲介を副業にすることも可能です。

有料の職業紹介(斡旋)事業は、厚生労働省の認可を受けて実施する仕事になります。認可を得ずに職業人材を紹介する事業は法律に抵触する場合があります。DUAL WORKとして推奨するのは、すべてご自身で直接契約の一次請けをしたうえで、英語のできる友人・知人に作業を外注する方法です。外注をすることで実質的な営業代理店としてのエージェント機能を果たす働き方が「英語ができる人材を紹介する」という副業の方法です。

ここで言う、英語のできる人材とは具体的に上記で解説してきた「教える」「翻訳する」「調べる」などの誰かの役に立てる人材です。そうした特殊スキルを持っている人を、自分のネットワークとして持っておくことで、営業代行としての仕事を遂行する事ができます

英語ができる友人の紹介を必ずしも無償・善意でやる必要はありません。人材会社を経由して英語人材の募集と作業を依頼した場合、ある程度のまとまった金額が必要になることから考えると、副業人材に英語の案件を発注する企業側にもメリットがあります。紹介料の価格設定などはぜひ 即実践!副業フリーランサーが仕事に困らない営業の極意! を参考にしてみてください。エージェントとして機能することは大きなビジネスに発展する可能性もあります。積極的にネットワークを構築していきましょう。

まとめ

以上、「英語」に関わる8つの仕事をご紹介しました。もし、これらの中で自分に向いている副業が分からないと感じた場合は「英語を話す」「英語を調べる」「英語を教える」など、自分はどんな英語が得意なのか?動詞で考えてみてください。そこから職業を想像して整理することで、より自分にあった副業を見つけやすくなります。

また、より詳細に自分にあった副業の探し方を知りたい場合は、以下の記事も参照してくださいね!

コロナによってオンラインが普及したことで、働き方の選択肢は増えました。ぜひ英語で副業を経験し、本業だけでなく自分自身の人生の幅も広げてみてくださいね。

 

企画・執筆: 松本佳恋
編集: 大畑朋子
デザイン:中山亜希

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