突然ですが、みなさんに質問です。副業でハンドメイド作品を販売するとしたら、どのように売りますか?
「商品を作って、プラットフォームで販売する」
「TwitterやInstagramなどのSNSを経由して、ファンを増やす」
「友人経由で直接商品を販売する」
などなど。もちろん、どれもやり方は間違っていません。
ただ、もし「副業」という限られた時間の中で、できるだけ原価をかけず空き時間を活用してハンドメイド作品を販売するなら、工夫が必要でしょう。
そこで、ぜひ活用したいのが「受注生産」です。受注生産とは、注文が入ってから商品を作り、お客様のもとに届ける販売方法のこと。本業の傍らで副業する人にとって最適といえる販売方法です。
今回は、なぜ副業でハンドメイド作品を販売する人に「受注生産」が向いているのか、導入するメリットやおすすめのプラットフォームについて紹介します。
受注生産は、“成功するビジネス”に近づくための一歩
ところで、みなさんは「成功するビジネス4原則」を知っていますか?
実業家の堀江貴文氏(通称:ホリエモン)が提唱している儲かるビジネスの基本のことです。下記の条件を満たせば、継続的かつ安定的に高い利益を生み出し続けることができます。
①小資本で始める
②在庫を持たない
③利益率が高い
④定期収入が見込める
もし仮に「事前に完成品をストックしておいて、注文が入るたびに配送する」という一般的な方法でハンドメイド作品を販売した場合、
①材料費や固定費などの先行投資がかかる
②売れない場合でも、完成品の在庫を抱えなければならない
③材料費や制作にかかる時間などを考慮すると、原価が高くなりがち
④安定的に売れるかがそもそも不透明
と、上記のように成功するビジネス4原則から離れてしまいます。
仮にお金と時間をかけて大量に商品を作ったとしても、商品がまったく売れなければすべてが損失になる可能性がありますよね。では、どのようにすれば、成功するビジネス4原則に近づくことができるのでしょうか。
そこで採用したいのが「受注生産」です。購入される商品数がわかってから制作に取り掛かるため、少ない元手で空き時間を有効活用しながら商品の製造・販売が可能になります。
受注生産を取り入れる3つのメリット
受注生産を取り入れることで、具体的にどのような恩恵を受けられるのでしょうか。ここでは、3つのメリットについてご紹介します。
①軌道に乗るまでの支出を抑えられる
受注生産を取り入れる最大のメリットは、物販を軌道に乗せるまでの支出を最小限に押さえられることです。注文が入ってから商品を作り始めるため、商品販売を始めたばかりの頃は少ない元手で材料や包装用品を用意できます。その後、「この商品は売れる!」とわかったタイミングでより大きな資本を投じて販売体制を整えていくことができます。そのため、リスクをできるだけ減らした副業を始めたい人にとって、お財布にも優しくなります。
②在庫を抱える必要がない
ハンドメイド作品を販売する上で困りがちなのが「完成在庫の保管」です。商品によっては、サイズが大きかったり、袋に入っていてかさばりやすかったり、重ねると壊れやすかったりと保管に気を使うことも多くなります。受注生産であれば、商品の注文が入るまで材料の状態で保管できるため、かさばらずに収納できます。また制作後はすぐに発送してしまうため、長期間に渡って在庫を保有する必要がありません。
③空き時間を有効活用できる
副業する上で大事なことは「いかに空き時間を活用して商売するか」です。受注生産は、注文が入ってからお客様のもとに届けるまでの期間を自分でコントロールすることができます。そのため、空き時間を活用して制作工数を捻出するなど、調整が可能になります。しかも、プラットフォームを利用して販売すれば、購入数を制限することができるため、自分の稼働時間に応じて受注できる数を増減させられます。
受注生産におすすめ!3つのプラットフォーム
「受注生産」でハンドメイド作品を販売する方法は、大きく分けて2つあります。1つは、ハンドメイド作品を豊富に扱っている集客効果の高いプラットフォームを利用すること。もう1つは、販売機能を持った独自のサイトを作ることです。
もし、「自分が作った商品をできるだけ多くの方に届けたい!」と思うのであれば、プラットフォームを1つだけ利用するのではなく、複数登録して販売することをオススメします。利用するプラットフォームによってユーザーの属性が異なるため、より多様なお客様に届けられる可能性が高まるからです。
今回は、ハンドメイド作品の受注販売におすすめのプラットフォームを3つご紹介します。どれも販売商品数を事前に登録することができます。制作時間の余裕に合わせて注文を受けられる数量をコントロールし、上手に副業しましょう。
1.国内最大級のハンドメイドプラットフォーム「minne」
「minne」は、ハンドメイドやクラフト、ヴィンテージなどライフスタイルに特化した商品を販売できるプラットフォームです。GMOペパボ株式会社が運営しており、これまで84万件を超える作家やブランドが、1,500万点以上の作品を販売しています。なかには副業で取り組まれる方もいらっしゃるので、メジャーなプラットフォームとして活用いただけます。
- 登録料・月額利用料は、無料
- 販売手数料は、10.5%
▼受注生産の参考例
https://minne.com/items/22713006
https://minne.com/items/16288329
2.ハンドメイドやクラフト作品を販売できる「Creema」
「Creema」は、全国の作家によるハンドメイドやクラフト作品などを取り扱っています。2010年からサービスを開始し、これまで1,400万点以上のオリジナル作品が出品されてきました。数あるハンドメイドプラットフォームの中でも、作家一人あたりの売上は高水準を獲得しているのが特徴です。
- 登録料・月額利用料は、無料
- 販売手数料は、11%。フードは一律決済総額の15.4%
▼受注生産の参考例
https://www.creema.jp/item/887009/detail
https://www.creema.jp/item/3091818/detail
3.オリジナルショップを開設できる「BASE」
「BASE」は、ショップ管理機能がついた独自のWebサイトを作ることができます。URLを設定できるので本格的なECサイトはもちろん、Pay IDというアプリからBASEで作られたショップを検索することもできます。そのため、無料でオリジナルなサイトを作りたいけど、集客機能はほしい!という方の利用に向いています。Creemaやminneと比べて、集客機能が弱い分、プラットフォームの利用手数料が安くなっています。ある程度、プラットフォームで人気や固定客が獲得できたら、SNSとBASEなどの組み合わせで利益率を高められます。
- 登録料・月額利用料は、無料
- サービス利用料は、3%。その他、決済手数料として3.6%+40円がかかる
▼受注生産の参考例
https://soukore.base.ec/items/35711532
https://daishiya.theshop.jp/categories/2679522
BASEの始め方はこちらの記事にまとめているので、ぜひご参照ください。
受注販売するなら、必ず2つのことを明記しよう!
一般的な販売方法とは異なり、受注生産はお届けまでに時間がかかります。通常商品のように販売してしまうと、「数日で届くと思って購入したのに、2週間経っても届かない…」というトラブルになりかねません。
そこで、プラットフォームで受注生産を行う際は、
①販売方式「受注生産」
②納期までにかかる時間の目安
を必ず明記しておきましょう。
これさえ守れば安心して取引できるようになりますよ。
受注生産を取り入れて、副業を成功させよう!
同じ商品を販売するにしても、「受注生産」というほんの少しの工夫でビジネスの成功確率を高めることができます。
もしより深く成功するビジネスの考え方を知りたい場合は、以下の記事も合わせてご覧ください。
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