もし、あなたが「今よりもっと稼げるようになりたい」と思うのであれば、未来の自分に投資をする必要があります。
なぜなら、限られたお金を「投資」として使うのか、それとも「消費」や「浪費」として使うのかで、あなたの人生が大きく変わるからです。
今回は、長期的に稼げる人になるために、どのようにお金を使うべきか?また、自己投資すべき4つの理由について詳しく解説していきます。
今よりもっとお金を増やしたい方や、お金の有効的な活用方法を知ってより豊かな人生を送りたい方はぜひ参考にしてみてください。
お金は、より多くの稼ぎを得るための“ツール”にすぎない
みなさんは、日々のお金をどのように活用していますか?
「いつも欲しい洋服やアクセサリーを買っている」
「できるだけお金を節約して、老後の資産に備えている」
お金を浪費や貯蓄に使うことは決して悪いことではありません。しかし、もしこれから自分自身がより多くのお金を稼いでいきたいのであれば、闇雲に節約することはやめましょう。
単にお金を貯めることで満足してしまうと、徐々にお金を使って何かをするといった発想が乏しくなります。行動と体験の量が減ってしまうと、自分自身の発想も乏しくなり、結果的に将来稼げなくなる可能性が高まってしまうのです。
例えば、あなたはこれから大事な商談を控えているとします。駅から徒歩15分。タクシーを使えば3分です。どちらを選びますか?判断軸が「目先の支出」にある人は、徒歩を選ぶでしょう。しかし、稼げる人はタクシーに乗ることを決めます。「タクシーでオフィス前に早く着けば、近くのカフェで商談の準備ができる。ここで余裕を持っていれば、きっと次の仕事も獲得できるはず」と考えるからです。
一見すると、タクシーに乗ることは無駄なお金に見えるかもしれません。しかし、そこで時間を買うことによって、さらなるリターンを得られる可能性の方に価値があると見ているのです。
他にも、仕事で使うパソコンの調子がイマイチな状態にも関わらず、最新のものを買うお金がもったいないからと、なかなか買い換えない人がいます。起動に時間がかかったり、使えるソフトウェアが制限されたりと、仕事の生産性が下がるかもしれません。場合によっては納品した仕事のクオリティが下がり、クライアントの評価も下がって、仕事の依頼がこなくなるかもしれません。
お金を稼げるようにする人は、まず性能の悪いパソコンを使い続けることを即やめます。そして、少し高くても求められる仕事に見合う性能のパソコンに買い替え、その分クオリティの高い仕事をするのです。結果的に、パソコン代以上に稼ぎ、投資したパソコン代も素早く回収していくのが、お金を稼いでいく人のやり方です。
このように、お金を使うのがもったいないからと節約していると、いつの間にか生産性を失い、時間や体験、情報、人脈を手放すことにつながります。節約して現状のお金を増やすのではなく、お金を使ってもっと稼いでいく気概こそが、これからお金を稼ぐ人のマインドに必要です。
お金を増やすなら、まず自分自身に“投資”する
お金をどこに使っていくかですが、若い人にオススメなのが「自己投資」です。
ときどき「自己投資」と聞くと、良いレストランで食事をしたり、少し手が届かないような高い商品を買ったりするイメージを持つ人がいます。しかし、それはただのご褒美に過ぎません。ご褒美を投資に変えるには、徹底的に観察することです。良いレストランであればどのようにスタッフがオペレーションを回してるのか?高額商品を買うのであれば、商品を通してどのような体験価値を届けるか?それらを見て学び、実際にお金を払って体験することで、自分が提供しているビジネスに活かす必要があるのです。
自己投資の本質は、自分自身がお金を稼ぐ人になるためにお金を使うことです。例えば、1回セミナーに通ったら、そこで得た知見を元に自分自身のビジネスに活かして、セミナー代+αを稼いでいく。あるいは、人とのつながりに投資をして、そこから新たな仕事を生み出していくなど、様々な方法があります。正しく自己投資し、より稼いでいけるようにしていくことこそが、これから始めるべきお金の使い方です。
自己投資は、ビジネスでより稼ぐための“インプット”
では、自分に対して投資をするなら、どこにお金を使うべきでしょうか?ここでは押さえておきたい4つの投資先についてご紹介します。
時間に投資をする
時間に投資することで、余剰時間を生み出せます。その時間を有効活用すれば、さらなる稼ぎにつなげられるのです。
あなたは今、通勤時間にどれくらい時間をかけていますか?もし毎日電車で通勤していて、往復2〜3時間かかっているのであれば、会社の近くに引っ越しましょう。もちろん、都心に住むとなると家賃はそれなりにかかるかもしれません。しかし、通勤時間の2〜3時間を将来に向けたスキルアップの勉強に充てることで、長期的に大きな利益を得られる可能性が高まります。
日々の生活レベルにおいても、時間を生み出すために投資できる部分はたくさんあります。例えば、面倒な作業を効率化する食器洗浄機や全自動洗濯・乾燥機、ロボット掃除機を購入するなどが挙げられます。機械で代替できる作業は、多少のお金を払ってでも効率化することで、空いた時間を有効活用できるのです。
他にも、語学スクールやビジネススクールに通う際に、グループレッスンとマンツーマンレッスンがあったら、少し高いお金を払ってでも後者のレッスンを受けることをおすすめします。なぜならグループレッスンは、そこに参加している生徒のレベルに合わせて進むため、1人ひとりの課題を解決することが難しくなるからです。マンツーマンレッスンで自分の課題を解消した方が早く成長に繋げられ、結果的にグループレッスンよりも早く技術や知見を習得できます。
時間を味方につけることで、次にお金を稼ぐ際の準備に充てられるのです。
時間の生み出し方については、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
人脈に投資をする
アメリカの有名な起業家であり自己啓発本作家のジム・ローン氏が残した言葉に「あなたの周りにいる5人の平均があなたです」というものがあります。人生は誰と付き合うかで変わるように、収入さえも誰と付き合うかで左右されるのです。
もし、あなたが現状よりもっと収入を得たいのであれば、自分以上に稼いでいる人と出会い、付き合っていく必要があります。経営者層が集まるような質の良いセミナーに参加したり、交流会などに出向きましょう。特に、働き始めたばかりの若者であればあるほど、積極的に教えてくれたり、普段なら会えないような人に会わせてもらえる機会を得られます。
体験に投資をする
自分の周りにある財産を奪われたとしても、唯一人が奪うことができないものは「体験」です。
良くも悪くも、ネット社会はYouTubeを見るだけで、あたかも体験した気になる人がいます。しかし、一流のサービスは実際に体験しなければ、一流のサービスを生み出すことはできません。それはつまり、本物を体験しないかぎり、審美眼を鍛えることができないのです。
リアルな体験で審美眼を磨く必要があるのには、理由があります。それは、「仕事で安く買い叩かれないようにする」ためです。ときどき「時給や単価は安くてよいから、とにかくたくさん仕事が欲しい」と言う人がいますが、それは質の良い仕事に対する審美眼がないからです。本物や一流のサービス・商品を体験することで、仕事に対する審美眼を養うことができます。
日頃から美術館や音楽会、高級ホテルやレストランなどに積極的に出向き、質の良いものに目を慣らしておきましょう。
例えば、アール・ヌーヴォーを代表する芸術家・ミュシャが描いた作品の一つに「スラヴ叙事詩」という絵があります。インターネットによる検索で絵を見ると小さく見えますが、実物を見ると縦6m x 横8mもあります。その実際の大きさを前に得られる感動や、心の動きは、ネットを通してダミーを見るだけでは養うことができないのです。
他にも、コンサートなどでも同様です。実際のコンサートで聞いたオーケストラの音と、テレビで鑑賞するコンサートの音では、まるで音や空気が違います。
また、体験をお金に変えるなら、ビジネスの視点を持ちましょう。
例えば、2泊3日の国内旅行に出かけるとしたら、単に価格でホテルを選ぶのではなく、あえて安いホテルと高いホテルに泊まってみるのです。その振れ幅を体験することで、ビジネスとしてのマーケティングや体験価値などを学べます。
「体験」を通して、自分自身に幅をもたせることが重要です。
情報に投資をする
インターネットの発達により、誰もが手軽に情報にアクセスできるようになりました。しかし、情報が玉石混交して溢れているのが現状です。情報に投資をするならば、お金を払わないとアクセスできない情報を手に入れましょう。そうすることで、最短で知りたい内容を手に入れられ、結果的に時間をショートカットできます。
投資すべき情報源は、主に2つです。
1つは、「本を買う」こと。
もう1つは、「プロから実践的な内容を学ぶ」ことです。
本は、その著者が持っている知見やノウハウを体系立てて惜しみなく公開しています。しかも、たった1500円で購入できるのです。自分が知りたい情報を無料でネットから探し出すよりも、手っ取り早く本を買った方が、時間を無駄にしなくて済みます。
また、プロから直接実践的な内容を教わることで、最短距離で自分の目標に到達できます。この時にできるだけ避けたいのは、高いお金を払うことをためらって、質の低い講師に依頼することです。安さを理由にプロではない人から学ぶと、下手なスキルや知識が身につきます。その結果、もう1度プロに教わりに行くという無駄が発生してしまうのです。
無料では手に入らない、質の良い情報を手に入れ、最短距離でスキルアップや稼ぎにつなげましょう。
自己投資で得た知見やスキルを、事業に“投資”しよう
自己投資は、あくまでこれからお金を稼ぐためのインプットに過ぎません。実際のビジネスに活用していかなければ、ただの自己満足に陥ってしまいます。自分自身に投資して得た知見は、必ず本業や副業などの事業にアウトプットしていきましょう。
大事なことは、自己投資した金額よりもお金を稼いでいくことです。投資をした元手を回収することはもちろん、プラスαで稼げるようになれば、さらに使えるお金を増やすことができます。使えるお金を増やせれば、より自己投資に回すことができるため、好循環ができあがるのです。
お金の使い方が、あなたの人生を決める
お金の使い方一つで、将来に向けた「投資」にも、今この瞬間を楽しむだけの「浪費」にも変わります。もし、今後より稼げる人間になりたいのであれば、今日から投資に使うお金を増やしましょう。
大事なことは、「ここでお金を使うことによって、将来の稼ぎを大きくできるか?」とお金を使う時に問いかけることです。この問いに反するお金の使い方をできるだけ避けることで、より無駄なく自分自身の未来に繋げられます。この記事を機に、お金の使い方を見直してはいかがでしょうか?
以下の記事でも、自己投資について解説しています。ぜひ併せてご覧いただければ幸いです。
企画・編集: 新井勇作
執筆: 大畑朋子
デザイン: 中山亜希
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