複業は「好き」で始めてOK。本領を発揮する仕事の選び方とは? #dualwork

「好きなことで、生きていく」
2014年10月に放送されたYouTubeの広告は、新しい時代を印象づける大きな意味を持っていました。「好きではないけど、お金のために働かなければいけない」という古い価値観を取り払い、誰もが「好き」を仕事にできる流れに変えたのです。

あれから7年が経ち、取り巻く社会環境は大きく変化しました。大企業に勤める人にも複業する動きが加速し、コロナ禍ではテレワークも一般化しています。

働き方が多様化するなかで、2021年の今も「好き」を基準に働き方を選んで良いのでしょうか?

これからの時代は「好き」を仕事にして良い?


人生100年時代と呼ばれる大複業時代が到来しています。仕事を「好き」で選ぶことは、もはや難しくありません。

2021年3月に第一生命保険が発表した第32回「大人になったらなりたいもの」調査結果では、小学生がなりたい職業としてYouTuberやゲーム制作者、ITエンジニアなどがランクインしました。

参考記事:第32回「大人になったらなりたいもの」調査結果を発表

これだけ様々な職業が認められる現代において、一つ疑問があります。それは「『好き』を理由に仕事を選んでいいのか?」ということです。

様々な考え方はありますが、DUAL WORKは本業については「好き」ではなく「得意」で選ぶことが重要だと考えています。「好き」とは、個人の感情で絶対的に決まるものです。この現実が、多くの人の仕事選びの際に目を曇らせてしまう要因だと考えています。

一見すると、「好き」を仕事に選んだ人は成功するように見えるかもしれません。しかし、「好き」という理由だけで仕事を選び、失敗してきた例も多く見てきました。その背景には「好き。でも、下手」という状況が存在するからです。

想像してみてください。野球が好きな若い男性がいます。誰よりも練習を熱心に取り組み、家族からの温かい応援も受けています。しかし、ここぞという所で結果を出すことができていません。果たして、そんな彼がプロ野球選手として成果を挙げることはできるでしょうか?

極端な例ではありますが、答えは「No」です。世の中には、好きだけど下手という状況は極めて多く存在します。実力が足りないのに憧れで職業を選んだり、その業界に飛び込んでみたりする人が想像以上に多いのです。その結果、心身ともに疲弊して仕事はおろか人生に意味を見いだせなくなる可能性もあるのです。では、どうすれば成果の出る職業を選ぶことができるのでしょうか?

DUAL WORKでは、仕事は「得意」で選ぶべきだと考えています。特に、本業こそ自分が評価を獲得できる領域に狙いを定めることが大切です。「得意で仕事を選ぶ」とは、相対的に評価されやすい仕事を選ぶということです。つまり自分としては「頑張らなくても結果が出るような仕事」を意味します。

逆に「好きで本業を決める」ことは、いわばギャンブルです。もちろん、努力を努力と感じることなく没頭することで、誰よりも高みに登れる可能性もあるでしょう。しかし、その仕事の裏側も辛い部分も知らずに「好き」と感じただけの理由で決めるのはいささか危うさを感じます。社会人としての成功確率を高めるためにも、まずは自分が「得意」な本業で生活を安定させることを優先させましょう。

「好き」だから成り立つ “beの複業”


とはいえ、DUAL WORKとしても「好き」を仕事にすることを否定する訳ではありません。この記事を読む読者の中には、「好きなことを仕事にしたい」と思ってヒントを探している方が多いことを理解しています。

だからこそ、DUAL WORKとして「好き」を仕事にするならば、複業で実現するのがもっとも現実的だと提唱させてください。その理由は「好き」だからこそ、自分の理想を追求できるからです。

本業で仕事をする場合、どうしてもコストとクオリティを天秤に掛ける必要があります。それだけでなく、ご自身の雇用やビジネスの継続性も合わせて考えます。その結果、大胆な決断をすることが難しい場面は幾度となく訪れます。しかし、複業であれば「失敗しても本業があるから大丈夫」と、アグレッシブな判断をできる場面が多々あるのです。

また「好き」を複業で行うことで、お客様から感謝される喜びと同じくらい「自分が成長する喜び」を感じることができます。これは、いわゆる作業としての“doの複業”ではなく、いつかなりたい自分になるための“beの複業”に挑戦できているからです。

DUAL WORKを運営する株式会社INFINITY AGENTSでは、複業カメラマンによる写真撮影サービス『ONE PHOTO』を5年以上運営してきた実績があります。ご登録頂いている複業カメラマンから聞こえる現場の声は

「自分が生きる意味を確認できた」
「必要とされることで、本業では味わえない感動を経験できた」

などの人生を豊かにした数多くの経験談です。

これらの経験から、DUAL WORKが確信を持って言えることは「好き」で取り組む複業には、自分自身の人生を充実させるヒントがたくさん詰まっているということです。

「得意」な本業の先に、「好き」な複業がある


人間の好き・嫌いという感情は、どこまで行っても、何歳になっても変化するものです。一時は好きだと感じていたのに、現実や見えない裏側まで知ると冷めてしまうことは誰しも経験があることでしょう。一方で、得意なことは感情抜きに継続できますし、ある程度の成果を挙げることもできます。だからこそ、失敗できない本業こそ得意で始めたほうが良いのです。

繰り返しになりますが、まずは得意な領域の本業で実績をあげ、自分の居場所を作りましょう。安心して生活できる環境を整えた上で、「好き」を追求する複業を開始します。生活に安定があるからこそ“beの複業”が行えるのです。

得意な本業の上に、好きな複業で報酬が得られるようになると、お客様からの感謝や自己実現など人生で得られる最高の充実が待っています。皆さんも「好き」の複業を始めてみませんか?

 

執筆: 大畑朋子
企画・編集: 新井勇作
デザイン: 中山亜希

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