2022年、これから副業をはじめたいと考えている人へ #dualwork

みなさん、あけましておめでとうございます。DUAL WORK編集長の新井です。

2021年はワクチン接種率の向上や医療現場の皆様の尽力のおかげで、例年と変わらぬ年末を過ごせた方も多いのではないでしょうか?

コロナがもたらした「あたらしい生活様式」は、2020-2021年の2年間でわたし達の生活に完全に定着し、「はたらく自由度の向上」に貢献しました。結果、多くの人がこの時期に副業・複業を始めることでコロナ禍を乗り切ることが出来ました。

DUAL WORKもそうした労働環境の変化を背景に、昨年5月から開始し60本近くの「副業やスモールビジネスを始める方に向けた記事」を書いてきました。

本日は、そうした新しい働き方が定着した1年間を通して確信した”2022年、ひいては今後の副業・複業のダイナミズム”について、予想を書いていきたいと思います。何年後か先の未来で、2022年で予測した内容の答え合わせができれば幸いです。早速、書いていってみましょう。

潮流1:2022年、副業・複業はますます一般的になる

まず、第一に言えることは「副業・複業の流れは止まらない」ということです。2022年はその傾向が一層加速することで、副業・複業を実践する人の数は増えると予想します。

日本の生産年齢人口は1990年代をピークに減少を続け、この先も回復する見込みはありません。企業として世の中に価値提供をしなければならない時に、人口減少局面では市場がどんどん小さくなるので、国内市場での売上の確保が困難になります。また、日本は良くも悪くも島国であり、母国語が日本語という特殊な環境のため、外貨獲得できる企業も限られてきます。

この時に、特に内需でもっている企業では厳しい労働環境が想定されます。簡単に言うと

・仕事そのものが先細りしていく
・働いても給料があげられない

状況に陥ります。この環境下では年金がきちんと受給できる世代は逃げ切ることができますが、現役世代においては2022年の不況を実感することで「現在の仕事をそのまま続けているのでは、将来的に詰む」ことをリアルに感じ始めるのが今年だと言えます。

終身雇用が保証される訳でもなく、年金が受給できるが不透明で、給料も上がる見込みがない。

その時に、時間と体力がある現役世代がすがる選択肢は、余暇における副業であり複業なのです。

これまでにもDUAL WORKで解説してきたように、余暇を利用して月に5万円〜10万円を稼ぐことは難しくありません。毎月10万円(年間120万円)の昇給を、先細りする会社で実現することは困難ですが、副業であれば2-3ヶ月のトレーニングで十分に到達できる金額です。

現在は、そうした将来観測を見越して多くの副業・複業サービスが増えています。これらの企業が多くのサービスを提供することで、副業のハードルは一層下がります。これからの自分と家族を守るための選択肢として、副業に挑戦する人は特に現役世代からますます増えていくでしょう。

潮流2:働き方に本格的なメスが入る 

DUAL WORKでも度々ご紹介していますが、2019年5月にトヨタ自動車の豊田章男会長が「終身雇用を維持するのは難しい」旨の発言をされています。

これは、現行の雇用システムが限界に到達したことを意味しています。

そもそも、日本の雇用システムの特徴は

  • 新卒一括採用
  • 終身雇用
  • 年功序列

という、世界的にも類を見ない三位一体となった働き方です。

このシステムは、人口が増えていく局面では一人あたりの採用コストを下げる企業の観点でも、就職先を見つける学生の観点でも効率的であったことは評価できます。一方で、人口が減少しているだけでなく、転職が一般化することで終身雇用そのものが崩壊した現代においては、全く通用しない考え方だといえるでしょう。

過去の時代背景を前提とした雇用システムは、現代では企業にも労働者にも負担を強いる構造に変わりました。結果、日本の生産性は上昇することなく、国際競争力は先進国中最下位に甘んじています。(世界的に見てもOECD加盟37カ国中20位前後が定位置となっており、競争力がある国とは認識されていません)

(出典:日本生産性本部「労働生産性の国際比較2020」より(OECDのデータを基に日本生産性本部作成))

 

そして、これからの働き方について有識者会議でもたびたび話題になりますが、日本の企業を活性化させるために、「意欲ある労働者にも企業にもメリットの高い、解雇規制の撤廃」を本気で検討するフェーズに入ってくると予想します。

 

解雇規制が撤廃されることは、

  • 通年採用が常態化し
  • 人材の流動性が加速し、転職は一般的な選択肢になり
  • 年収の高い働かない社員を、仕事のできる若手に変更できる

ことで、言わば日本型雇用システムの崩壊と同義になるからです。

特に2025年に団塊の世代が退職を迎える2025年(2025年問題)に向けて、議論が活性化するのが2022年の今年だと予想します。

潮流3:まともな副業が増える

これはDUAL WORKで多くの人を取材して感じた肌感覚ですが、ダサい副業・複業が減ってきている印象を受けました。(ここで言うダサいとは、給料が安く、プライドも持たず、片手間に実施する副業という意味です。)

それよりも、自分の専門知識を他業界で活用したり、趣味として追求したものをマネタイズして自己実現を目指すなど、多くの人にとって、本業以外のはたらく選択肢が増えて行きていることを感じています。

副業がいつのまにか本業となり天職に出会えた方

副業での経験が、本業ではカバーできない業務経験となり、そこが評価されて転職に成功した方

など、記事にしただけでも多くの成功事例に出会えたことは幸運でした。こうした納得できる副業・複業が一般的になると思います。

もちろん、生きるための仕事として手取り収入を増やす副業もなくなりはしません。しかし、本業や副業での資金や経験を原資に、新しい自己実現を目指していく働き方が認知されて、潮目が変わるのが2022年だと予想します。

これからもDUAL WORKではそうした成功体験を集めて行きますので、取材を希望される方は是非、問い合わせフォームからご連絡ください。編集部で精査の上、ご連絡をさせていただきます。

潮流4:2022年、複業からの成功者が出てくる

2022年で最も大きな変化はこれだと予想します。言わば、副業・複業界でのスターが多数出てくるということです。

これまでにも、副業・複業で成功した著名人として渡辺直美さん、元榮太一郎さんをご紹介したほか、転職術を提供したmotoさんも成功者としてご紹介してきました。

当時よりも副業・複業の土壌が整った現在では、副業自体が一般的になった関係でより多くの成功者が目にとまるようになります。それらの成功者が次第にメディアに取り上げられるようになり、これまでは副業と無縁だった多くの人が副業・複業を意識し、実際に動き出すのが2022年です。

これまでは月に数十万円稼ぐだけでも成功だったのが、月に数百万円を稼ぐ人材も出てきています。中には、半年程度でメディアを作って売却するすごい人も出てきています。そうした金銭的な成功だけでなく、副業側では直接的な収入に結びつかなくても、培ったネットワークや本業側で大きな成功を収める事例も出てくるでしょう。言葉を変えると「成功の定義に多様性が追加」されるとも言えます。

2018年の厚生労働省による副業解禁の通達から始まった大きな地殻変動は、徐々にその土壌が豊かになり、多くの果実を実らせる収穫期に入ったと見ています。DUAL WORKでは、そうしたニュースは常にウォッチしているので、成功事例を見つけ次第ニュースとして提供していきたいと思います。

2022年は複業を始める1年にしましょう

日本において副業・複業はまだまだ黎明期です。正解もなければ、最低限のルールしか整備されていません。自分が所属している組織の中で、どのようにキャリアを切り拓き、家族を養っていくのか?今まで以上に「自己責任」という言葉が使われる1年になるでしょう。こんな時代だからこそ、声を大にして言います。

「複業を始める1年にしましょう」

複業を始めることが、すでに遅いなどということはありません。1年でも1日でも早く始めて、時間を味方につけるべきです。新しい挑戦を始めると、人間は気持ちも若く保つことが出来ます。そして、得られたノウハウや経験は明日の自分にプラスのフィードバックを与えてくれます。

ありきたりな言葉になりますが、千里の道も一歩から。正しい方法で成果を積み上げる以外に、副業で成功する方法はないのです。DUAL WORKでは副業・複業に踏み出すみなさんを応援しています。

DUAL WORKではこんな記事を発表していく1年にしていきます

さいごに、今年1年のDUAL WORKの進め方について書いておきます。

これまで毎週月曜・木曜と2回発信してきた記事を、毎週月曜の1回に変更します。

大変ありがたいことに、DUAL WORKとして発信を続けたことで、多くの副業・複業に関するオファーを頂くようになりました。結果、どうしても現在の体制では週に2回の発信を続けることが困難となり、週1回の発信とさせて頂ければと思います。

なお、発信回数を減らす代わりに、内容はこれまで以上に皆様の役に立てる記事にしていく予定です。とくに、本気で副業をしたい人にむけて、具体的なお金の稼ぎ方の記事を中心に発表していきます。

・セコくても、安くてもいいから納得できるお金の稼ぎ方
・収入を増やすのではなく、固定支出を減らす方法
・ふるさと納税で損をしない選び方  など

直接お金に関わる記事を発信予定です。他にも副業・複業のプロとして、

・実際にお金を稼ぎたい人のプロデュース
・外部でお金がかかる部分を安価に対応する裏ワザ
・副業で稼いだお金の投資の運用報告

など、スモールビジネスを始める人に有益な情報を提供していきます。

改めて2022年も、DUAL WORKをどうぞ宜しくお願いいたします。

 

企画・執筆: 新井勇作
デザイン: 中山亜希

 

DUAL WORKでは副業関連情報を定期的に発信しています!

宜しければ、この機会にDUAL WORKメルマガにご登録くださいね!

ADs

関連記事

  1. 【緊急寄稿】 僕らも「今日の仕事が楽しみです!」と言える人を増やしたい。#dualwork

  2. 会社員でも気軽にできる副業No.1?楽天経済圏でお得に生きる #dualwork

  3. 在宅ワークのQOLが上がった!DUAL WORK編集部が本当にオススメする3つの便利アイテム #dualwork

  4. BASEでショップを開設したら、導入したい便利なApps機能8選! #dualwork

  5. 転職時に副業をポジティブに伝えるフレームワーク #dualwork

  6. クリエイターこそNFTに参戦すべき理由 #dualwork